世界大百科事典(旧版)内のコンチェルト・シンフォニアの言及
【協奏曲】より
…さらに,独奏者が2人の場合は二重協奏曲と呼び,3人の場合でも,各楽器の独立性が高いときは,合奏協奏曲と区別して,特に三重協奏曲という。また協奏曲の中には,独奏群と合奏群の区別が不明確で,曲の進行に応じてオーケストラの中の楽器が随時独奏を引き受けたり,楽器群どうしが協奏様式で対抗するものがあり,これをオーケストラ・コンチェルトとかコンチェルト・シンフォニアconcerto sinfoniaと呼ぶことがある。これはバロック時代に特有のものだが,現代においてもバルトークの《管弦楽のための協奏曲》(1940)にその一例を見ることができる。…
※「コンチェルト・シンフォニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」