コーマー(読み)こーまー

世界大百科事典(旧版)内のコーマーの言及

【繊維機械】より

…綿糸,毛糸(梳毛(そもう),紡毛),麻糸,絹糸など,原料の状態,長さに適した各種の紡績機械が使用される。綿糸紡績では,原綿を解きほぐし,不純物を除くための混打綿機,さらに繊維をくしけずってスライバー(繊維束)を作るためのカード,このスライバーから短い繊維,不純物を除くためのコーマー(高級糸用),スライバーの繊維を平行にし,かつ太さを均一にするための練条機,スライバーを細くし,軽く撚り(より)をかけて粗糸を作るための粗紡機,さらに引き伸ばし,撚りをかけて糸を作る精紡機などがある。最近では工程の自動化,連続化,短縮化などが行われている。…

【紡績機械】より

…高速カードではコームの代りにローラードッファーを用い,タンデムカードは高速カードを複数連結したものである(〈カード〉の項参照)。(3)コーマー(精梳綿(せいそめん)機) スライバー中の短繊維,ネップ(小さな繊維塊),夾雑物を除き,繊維を平行にする機械で,メリヤス用その他の高級綿糸に使用する。なお,あらかじめ20本程度のスライバーをいっしょにして均一なラップを作るための機械にかける。…

※「コーマー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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