世界大百科事典(旧版)内のゴウキョクガッコウチュウの言及
【ガッコウチュウ(顎口虫)】より
…各種の肉食動物やブタ,イノシシなどの胃,食道に寄生するが,ヒトは終宿主でないため,ヒトに感染した場合には幼虫のまま体内を移行することが多く,皮膚爬行症または皮下の移動性腫張の原因となる。日本で従来この原因となるものはユウキョクガッコウチュウ(有棘顎口虫)G.spinigerumのみとされていたが,輸入ドジョウの生食によって発症した例の中にはゴウキョクガッコウチュウ(剛棘顎口虫)G.hispidumによるものもある可能性がある。ユウキョクガッコウチュウの場合,成虫は体長約3cmで,頭部には8~11列の環状に並ぶ棘(きよく)をもった頭球がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」