世界大百科事典(旧版)内のゴカイ型循環系の言及
【血管系】より
…血管壁の構成要素は部位によって異なり,筋組織,緻密な繊維組織,そのほかによく発達した基底膜で内面を覆われた細胞が管壁をつくるものなどがある。 いずれの場合も,コラーゲン細繊維層が,血液に直接触れる最内層として心臓や血管の内面を覆い,その基本構造はゴカイ型循環系と同じである。しかし血液の高速搬送路としての血管,ポンプとしての心臓がその循環系の一部に発達している点で,ゴカイ型の循環系よりも明らかに進歩したものと考えることができる。…
※「ゴカイ型循環系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」