世界大百科事典(旧版)内のゴールドバーガー,M.L.の言及
【場の量子論】より
…同じころアメリカのシュウィンガーJulian Seymour Schwinger(1918‐94)も同様な理論を建設し,またアメリカのファインマンRichard Phillips Feynman(1918‐88)はグラフによる計算方法を発明し,これにより電磁現象をきわめて精確に計算できるようになった。 中間子に対しては有効な計算法がなかったが,55年アメリカのゴールドバーガーMarvin Leonard Goldberger(1922‐ )らは,相互作用が局所的に起こるという因果律から導かれる分散公式が実験とよく合うことを示し,中間子を局所的な場で記述することの正しさを確かめた。分散公式理論はその後解析関数,複素変数を用いる場の理論へと進展する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」