世界大百科事典(旧版)内のサカーリバの言及
【アンダルス】より
…また彼らは奴隷貿易や奢侈品の独占貿易に従事し,アンダルス経済の重要な担い手となっていた。奴隷はサカーリバsaqāliba(スラブslavからなまったもの)といわれ,おもにヨーロッパ諸国(フランス,ドイツ,ロシア)から戦争捕虜として,また商品としてもたらされ,宮廷における家事奴隷として,また諸君主の親衛隊として活動した。なおレコンキスタの過程でキリスト教の支配を受けたムスリムをムデーハル,1492年以後の半島におけるムスリムをモリスコという。…
※「サカーリバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」