世界大百科事典(旧版)内のサケハウの言及
【アイヌ】より
…(2)タプカルtapkar(踏舞) 酒宴の席上,興ようやくたけなわになるにおよんで,一座の長老たちがこもごも立って演じる所作で,両手を左右にのばし,てのひらを上に向けてひじを少し曲げ,それを静かに上下するとともに,一歩一歩力足を踏みしめながら斜め横に数歩進んで,再び同じ動作を繰り返しながら,もとの位置に復するものである。このとき,所作に合わせて〈サケハウ(酒声)〉と称する特有の調子の歌声を発する。あるいはそれに祈願や祝意をこめた歌詞をそえることもある。…
※「サケハウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」