世界大百科事典(旧版)内の《サッタサイー》の言及
【インド文学】より
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【プラークリット文学】
仏教とジャイナ教は各種のプラークリット語を用いて文学作品を残したが,プラークリット語はまたサンスクリット劇において,上流階級の男子を除き婦人や下層階級の登場人物が各種のプラークリット語を用いる規定があったので,文学用語として重要であった。しかしそれ以外にも独特の文学作品を残しており,ハーラ(3~4世紀)の《サッタサイー》はプラークリット抒情詩独自の詩境を示すものとして名高い。
【仏教およびジャイナ教文学】
仏教とジャイナ教は古代インドの思想文化史上に偉大な足跡を残したが,この両者はともに独自の宗教文学を発達させた。…
※「《サッタサイー》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」