世界大百科事典(旧版)内のサトゥルヌスの祭の言及
【宴会】より
…そこに役割の転倒が起こり,狂気と放埒(ほうらつ)が貴ばれ,反秩序の時間が支配する。古代ローマ人に親しまれたサトゥルヌスの祭には,自由な民と奴隷という身分上の差別が取り去られ,性の解放と暴飲の乱痴気騒ぎが行われた。北アメリカの北西部に住むトリンギット族,ハイダ族,チムシアン族は,祝祭の季節を迎えると,ポトラッチとよばれる儀礼的な贈与交換を行う。…
※「サトゥルヌスの祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」