世界大百科事典(旧版)内のサハコーの言及
【カンボジア】より
… ロンノル政権は内部抗争にあけくれ,75年4月アメリカ軍がプノンペンから撤退すると同時に崩壊した。プノンペンに入った解放勢力は直ちに約200万人の市民を強制的に農村へ移住させ,農作物増産のための新村の建設,サハコー(集団協同労働組合)の設置,公私生活のコミューン化,サハコー内での人的選別,オンカー(革命組織)による支配・監視体制,貨幣の廃止,国内移動の禁止など,それまでのカンボジア社会を無視した大改革を断行した。76年公布の新憲法は国名を民主カンボジアと改め,農民と労働者の国家と規定したが,それは作文であった。…
※「サハコー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」