世界大百科事典(旧版)内のサバクトビバッタの言及
【大発生】より
…大発生地における急激な密度増加は,多くの場合個体群の集団的な移動を引き起こす。アフリカのサバクトビバッタ(飛蝗(ひこう))では,時には100億匹にも達する大集団をなして5000kmにも及ぶ大移動をする。哺乳類においても特異な生理・生態的変化をともなう場合のあることが知られているし,集団移動も頻繁に起こる。…
【飛蝗】より
…大群をなして飛びながら大きく移動し,農作物などに大害を与えるバッタ類のことで,世界から十数種が知られている。とくにアフリカからインドにかけて見られるサバクバッタ(砂漠飛蝗,サバクトビバッタ),アフリカからユーラシアに広く分布し,日本にもいるトノサマバッタ(移住飛蝗)(イラスト)の二つが有名である。これらの種では,大発生はおもに大河流域の乾燥草原で起こり,そこから移動を始める。…
※「サバクトビバッタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」