サボイア公国(読み)さぼいあこうこく

世界大百科事典(旧版)内のサボイア公国の言及

【サボイア家】より

…その後,征服と婚姻政策によって,フランス南東部からイタリア北西部(サボア,バレ・ダオスタ,ピエモンテ)にわたる大領土を獲得し,15世紀にはサボイアSavoia公国を形成し,16世紀半ばにはエマヌエレ・フィリベルトにより絶対君主制が確立される。このように起源的にフランスの影響を強くうけたサボイア公国も,16世紀中にはピエモンテ中心のイタリア国家の性格を強める。そして17世紀,イタリアはフランス,オーストリア,スペインの勢力争いの場となるが,サボイア公国はそうした対立を利用して,徐々にフランスに対する独立性を獲得していった。…

※「サボイア公国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android