世界大百科事典(旧版)内のサボイア公国の言及
【サボイア家】より
…その後,征服と婚姻政策によって,フランス南東部からイタリア北西部(サボア,バレ・ダオスタ,ピエモンテ)にわたる大領土を獲得し,15世紀にはサボイアSavoia公国を形成し,16世紀半ばにはエマヌエレ・フィリベルトにより絶対君主制が確立される。このように起源的にフランスの影響を強くうけたサボイア公国も,16世紀中にはピエモンテ中心のイタリア国家の性格を強める。そして17世紀,イタリアはフランス,オーストリア,スペインの勢力争いの場となるが,サボイア公国はそうした対立を利用して,徐々にフランスに対する独立性を獲得していった。…
※「サボイア公国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」