さや取り(読み)さやとり

世界大百科事典(旧版)内のさや取りの言及

【証券市場】より

…ほかに特定少数の投資家を対象とする募集(私募)および,そもそも募集行為を伴わない発行方法(直接発行)もある。
[流通市場]
 証券保有の動機には,投資(果実所得の追求),投機(価格変動差益の追求),さや取り(異市場価格差の追求),かけつなぎ(保有資産価値保全のための空売)などがある。これらの諸動機の複合により形成される総需要と発行・流通総量で表される総供給を均衡させる高さに,各証券の価格が決定される(市場均衡)。…

【取引所】より

… さや(鞘)〈値ざや〉ともいい,相場の変動による売値と買値との開きとか,同じ銘柄の同一時刻に違った取引所でつける値段の開きとか,銘柄間の値段の開き,さらに旧株と新株の値段の開きのこと。この開きを利用して売買してさやを取ることを〈さや取り〉という。〈さやをぬく〉というのも同義である。…

※「さや取り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」