世界大百科事典(旧版)内のサル道の言及
【サル(猿)】より
… 原猿類やマーモセット科には,皮脂腺の分泌物や排泄物を木の枝などにぬりつけて印づけ,つまりマーキングをするものがあるが,真猿類にはこのような行動はほとんど見られない。ホエザルやテナガザルは,朝,大声を発してそれぞれの集団の居場所を示しあい,また,ニホンザルなどの行動域には,林床によく踏まれた移動経路(サル道)ができているが,このように高等なサルでは音声や地形などによってなわばりを区別し,集団間の配置の調和を保っている。
[繁殖と寿命]
原猿類と旧世界ザルは決まった繁殖期をもつものが多いが,類人猿ではそのような繁殖の季節性は消失している。…
※「サル道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」