世界大百科事典(旧版)内のサレップの言及
【サイハイラン】より
…サハリン南部,南千島から九州,朝鮮南部,中国,台湾,ヒマラヤに分布し,おもに温帯の林床に生育する。偽鱗茎を漢方薬として,痛み止め,止血に,またサレップ根(ヨーロッパ産ラン科植物オルキス属Orchisなどの球茎)の代用として粘滑薬に用いる。また昔は食用にされたという記録がある。…
【ラン(蘭)】より
…開花期間も長いし,着生ランでは乾燥にも強く,栽培がそれほどむずかしくなく,苗の長距離輸送もやさしいことが,園芸植物としてのランの利用を発展させたのであろう。観賞以外の利用としては食品香料となるバニラや,生薬のサレップなどがある。【井上 健】
【洋ランと東洋ラン】
日本の園芸界では,ラン科植物を東洋ラン,洋ラン,和ランなどに分けて取り扱っているが,これは植物学上での分類ではない。…
※「サレップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」