世界大百科事典(旧版)内のさんぎぼしの言及
【星】より
…その出入と位置とにより,昔から漁労や農作のしるべとして親しまれ,〈みつぼし〉とともに,静岡地方の〈みつなみ〉〈みつなりさま〉〈みつがみさま〉,岩手の〈みづらぼし〉,福島の〈みつならびぼし〉,長野の〈みつれんさま〉などがある。また〈三〉を名のるものでは,〈さんこう(三光)〉は広くいわれ,埼玉,茨城の〈さんちょうのほし〉,千葉の〈さんちょうれん〉,群馬,埼玉,栃木の〈さんじょうさま(三星様)〉,岩手,福島,宮城の〈さんだいしょう(三大星)〉,長さでいうものは千葉の〈しゃくごぼし(尺五星)〉〈さんぎぼし(算木星)〉,香川,愛媛,高知などの〈かせぼし(桛星)〉,青森から北海道へかけての〈たけのふし(竹の節)〉,特殊な見方の〈おやかつぎぼし(親担ぎ星)〉,その他おびただしい数にのぼる。 箕星(みぼし)いて座の東半分で,中国名〈南斗六星〉の頭部の4星ζ,τ,σ,φの描く四辺形をみのの形と見た和名。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」