サンゴールの騎士(読み)さんごーるのきし

世界大百科事典(旧版)内のサンゴールの騎士の言及

【カサノーバ】より

…ベネチアに役者の子として生まれ,ボヘミアのドゥクスの城でワルトシュタイン伯爵家の図書係として一生を終わるまで,50余年にわたって生地ベネチアとパリを中心に,コンスタンティノープル,ウィーン,ロンドン,ペテルブルグ,マドリードとヨーロッパを渡り歩いた。その間,ときに〈サンゴールの騎士〉を僭称しつつ,賭博師,外交官,占い師,投機家,密偵などの仕事に携わり,また何度も投獄の憂目に遭った。波瀾万丈の彼の生涯のなかでも,1775年,15ヵ月間の幽閉後の,ベネチアのピオンボ牢獄からの脱獄は早くから有名である。…

※「サンゴールの騎士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む