世界大百科事典(旧版)内のサント・クロア教会の言及
【ボルドー】より
…【井上 尭裕】
[美術]
市中心部にはイギリス王支配期の建造物が多く残っている。サント・クロア教会(12世紀)のファサードは,玄関両横にめくらアーチを備え,飾迫持(かざりせりもち)には獣をつっつく鳥のモティーフを繰り返すなど,サントンジュ地方のロマネスク様式に近い。サンタンドレ大聖堂は,〈王の玄関〉(13世紀中ごろ)の最後の審判を表すタンパン,入口左右の使徒像,上方アーケードの人像などゴシック期の優れた彫刻群で知られる。…
※「サント・クロア教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」