世界大百科事典(旧版)内のサン・ベルトラン・ド・コマンジュの言及
【ガスコーニュ】より
…ポーを中心とするベアルンは,ビゴールとともに,それを領有したブルボン家のアンリがフランス王位につく(アンリ4世)ことにより,フランス王領に統合されたが,王は住民の強い独立心により譲歩を迫られ,さまざまな自主的特権を与えて別個の州を構成することを認めた。コマンジュは,ピレネー山脈の中央に位置するが,その主都サン・ベルトラン・ド・コマンジュは,古代ローマ植民市として繁栄した歴史をもつ。今日のピレネー西部は,優れた自然景観のほか,リュション,ポーなどの保養地,巡礼地ルルドなど観光地にめぐまれ,牧畜がさかんであり,また山麓では飼料用トウモロコシの栽培を中心とした近代化された農業が行われている。…
※「サン・ベルトラン・ド・コマンジュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」