《サートリス》(読み)さーとりす

世界大百科事典(旧版)内の《サートリス》の言及

【フォークナー】より

…短いヨーロッパ旅行ののち,風刺的な小説《蚊》(1927)を書いたが,やがて故郷をモデルとする架空のヨクナパトーファ郡の人間を描く連作を書きはじめた。 その第1作《サートリス》(1929)は,フォークナー自身の家族をモデルにしたサートリス家の物語で,南北戦争以来の苦悩を担ったサートリス家の人々,とくに帰還兵士の青年ベーヤードの破壊的な生活とその苦悩を描いた。これはそれほど実験的な作品ではなかったが,次作《響きと怒り》(1929)は,作者がいわば背水の陣をしいてあらゆる才能を賭けた稀有な実験小説で,ここに初めて彼は自己の尽きない創作の鉱脈を掘りあてた。…

※「《サートリス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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