世界大百科事典(旧版)内のザンメル印刷の言及
【凹版】より
…大蔵省印刷局に設置されている凹版印刷機は多色刷りができ,しかも一つの版面に多色インキを盛ることのできる特殊のものである。この方法はザンメル印刷といい,たとえば細い1本の線の色が部分部分でしだいに変化していくという微妙な表現ができ,偽造防止の効果は非常に大きい。 食刻凹版の代表的なものであるエッチングでは,版材は一般に銅板を用い,耐酸性の蠟を薄く塗布し,彫刻しようとする版模様を針で描いて銅面を露出させたのち,腐食液を作用させて凹刻を得る。…
※「ザンメル印刷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」