世界大百科事典(旧版)内のシェアラー,T.の言及
【サイドボード】より
…18世紀には浅い引出しを備えたテーブル形式のものが主流となり,18世紀中期には建築家R.アダムや家具師T.チッペンデールによって,テーブルの左右に壺形のナイフ・ボックスをのせた戸棚をセットにした新形式のものが現れた。イギリスの家具師シェアラーThomas Shearerは互いに分離していたテーブル,引出し,戸棚の3要素を一体化したサイドボードを設計し,それらは家具師ヘプルホワイトやシェラトンに受け継がれ,西欧の現代のサイドボードの基本形式が確立された。19世紀にはこのサイドボードからワイン・テーブルなど各種のサービング・テーブルが派生した。…
※「シェアラー,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」