世界大百科事典(旧版)内のシェッド水族館の言及
【水族館】より
…23年に設けられたサンフランシスコのスタインハルト水族館は水槽が大小あわせて157基もあって,淡水魚と海水魚の両方を系統的に配列した内容をもち,研究機関としての機能をも果たす施設になっていた。しかし特筆すべきはシカゴのミシガン湖畔に開設されたJ.G.シェッド水族館である(1929年から31年にかけて段階的に開かれた)。同水族館はシェッドJ.G.Sheddの遺産300万ドルを基に展示水槽203,予備槽175基という空前の規模と,淡水および海水のろ過循環,それに加温冷却装置を備えた設備をもち,そのうえ採集船や運搬のための専用保温列車まで備え,最近では教育部門を拡充して普及活動を積極的に進めるなど,博物館施設としても大きな役割を果たしている。…
※「シェッド水族館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」