シェファー,R.M.(読み)しぇふぁー

世界大百科事典(旧版)内のシェファー,R.M.の言及

【音楽】より

…環境音楽の最初の主張は,人間と環境の間に一定の安定した音空間を作ることであったが,しかしその普及とともに,聴きたくない音楽を強制的に聴かされるという逆説的な結果を引き起こすことになり,現代の〈機能音楽〉の代表的な〈BGM〉は今日大きな問題をかかえこんでいる。カナダの音楽家シェファーR.M.Schafer(1933‐ )は,こうした〈BGM〉の弊害を批判し,〈サウンド・スケープsound‐scape(音の風景)〉という思想をかかげて,人間と外界の世界の調和を目ざした環境音楽のあり方を模索している。なお音楽学の研究分野のなかで,音楽と社会の関連について研究する音楽社会学は,音楽史や音楽美学などよりも文献の数も少なく立ち遅れていたが,1960年代以降,その重要性が認識され,急速に注目を集めるようになった。…

※「シェファー,R.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む