世界大百科事典(旧版)内のシェリー,M.の言及
【ロボット】より
… これらの動向を背景に19世紀に入ると,文芸の方面でE.T.A.ホフマンの《砂男》(1816)に機械の舞姫オリンピアが登場する。また,M.シェリーの《フランケンシュタイン》(1818)の怪物は,人間や動物の死体の不細工な寄集めだが,この作品は,擬似科学的な書きぶりと,人間のつくったものが人間に反逆するというSFの基本テーマをふまえている点で,正統的なロボット文芸の始祖と目される。前出の《R.U.R.》のテーマはその延長線上にある。…
※「シェリー,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」