世界大百科事典(旧版)内のシェンゲン情報システムの言及
【シェンゲン協定】より
…最大の課題となった域内国境検問の廃止にともなう犯罪者の自由な移動に対処するため,各国警察当局間で共通の犯罪情報網を確立することになった。そのために,ストラスブールにシェンゲン情報システムSchengen Information System(SIS)センターを設置し,行方不明者,裁判所や警察のリストに記載されている者,好ましからざる第三国人,本国送還命令が出されている者などの情報が入力されることになった。同時に,国境を超えた犯罪者の追跡についても相互承認することになり,共通機器の導入や無線の同一周波数の採用などが検討された。…
※「シェンゲン情報システム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」