世界大百科事典(旧版)内のシシヨケの言及
【猪垣∥鹿垣】より
…これら野獣の農作物食害を防ぐ目的で耕地の周囲を木柵,土塁,石垣などによって囲み,それら野獣の侵入を妨げる設備をこの呼称でよぶ。天竜川流域の山村では,シシガキのほか,シシワチ,シシヨケなどともよんでいた。個々の耕地を囲む設備はすでに中世ころから行われたらしいが,広大な地域を多くの村落が連合して防御しようとして,協力して猪垣を築設するという動きは,江戸時代の中期享保~宝暦(18世紀中期)ころから盛んになる。…
※「シシヨケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」