世界大百科事典(旧版)内のシステム天井の言及
【照明】より
… 配光別では,間接照明(下向きの光が10%以下),半間接照明(10~40%),全般拡散照明(40~60%),半直接照明(60~90%)および直接照明(90%以上)の5種に分類されるが,後3者がよく用いられる。 建築と一体化した建築化照明は,長時間作業したり,雰囲気を重視する部屋に用いられ,天井全面に金属またはプラスチックのルーバーを張ったルーバー天井,乳白または透明プリズム模様のアクリルカバーを全面に張った光天井,天井取付設備機器(照明器具,スピーカー,火災感知器,スプリンクラーヘッド,空調吹出口,吸込口など)をモデュール単位で一体化したシステム天井があり,これらはいずれも直接照明である。長押(なげし)から天井を照らすコーブ照明のほか,壁面を上隅から照らすコーニス照明,中壁に遮光帯を設け,上下の壁面を照らすバランス照明という手法もある。…
【天井】より
…空調などの設備が整った高層の事務所ビルでは,天井面に照明,空調吹出口,スプリンクラー,火災探知器などのさまざまな設備の端末機器が取り付けられる。これらの工事は複雑になるので,設備機器と天井板の配列を合理的に計画したシステム天井が用いられることが多い。Tバーと呼ばれる金属製の線材を平行につりその間に設備機器のパネルと岩綿吸音板をのせる構成が一般的である。…
※「システム天井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」