世界大百科事典(旧版)内のシダミの言及
【団栗】より
…山村では長く飢饉の際の食糧不足を補うものとされ,どんぐり粉で餅を作ったり,裸麦を混ぜてどんぐり団子にしたり,こんにゃく状の食品にして食べた。ナラの実はシダミと呼ばれ,火棚の上に保存して凶荒に備えたり,北飛驒や北上山地の山村では,これを粉にして常食にしていたという。どんぐりはあく抜きを必要とするため,〈どんぐりを食べると,どもりになる〉ということわざもある。…
※「シダミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」