世界大百科事典(旧版)内のシトリニンの言及
【マイコトキシン】より
…1918年に三宅市郎によって黄変米菌の分離などが行われたが,第2次大戦後,世界的にマイコトキシンについての研究が進み,現在多くの物質が明らかにされている。マイコトキシンは多くの真菌によって産生され,おもなものにPenicillium属によるシトリニンcitrinin,エリトロスキリンerythroskyrine,Aspergillus属によるアフラトキシンaflatoxin,ステリグマトシスチンsterigmatocystinなどがある。これらの物質は一般に分子量は小さいが,構造的には複雑なものが多く,化学的性質も多様で,肝臓,腎臓,中枢神経などに対し,多様な作用を現す。…
※「シトリニン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」