シナーン(読み)しなーん

世界大百科事典(旧版)内のシナーンの言及

【医療】より

…また空気のよい所に病人を置くこと,運動と休養,衣服の材料の選択,睡眠と目覚め,男女の交わりの調節,精神状態の安定なども治癒のためたいせつな条件としていた。10世紀前半はアッバース家のカリフたちの暗黒時代であったが,第18代ムクタディル(在位908‐932)や次のカーヒル(在位932‐934)の時代にクッラ家のシナーンSinān b.Thābit b.Qurraのような名医がいて,バグダードの四つの病院を七つに増した。またこの都の約860人の開業医に対し検定試験を課して,合格者のみに医業を続けることを許したという。…

※「シナーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む