シニフィアンス(読み)しにふぃあんす

世界大百科事典(旧版)内のシニフィアンスの言及

【詩学】より

…〈構造化〉への関心を推し進めたのは,ブルガリアに生まれフランスで活躍するJ.クリステバで,彼女は何よりもバフチンの美学を中心にフロイト,ラカンの思想やF.deソシュールのアナグラム研究にもとづいて詩的言語理論を展開した。彼女はテキスト(言語)が諸テキスト(諸言語)から生み出されるというバフチンの考えをテキスト相互連関性の概念で再定式化し,シニフィアンス(意味形成あるいは意味生成)の過程を重視した。人間の意識は法,言語が支配する〈象徴界〉と無意識的な〈記号界〉からなるが,詩的言語のリズムは表層言語を解体することにより主体を象徴界から記号界に導き,あるいは記号界を象徴界に流入させ,こうして主体を文化の法や言語から解放するという。…

※「シニフィアンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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