世界大百科事典(旧版)内の《シフィリス,またはフランス病》の言及
【フラカストロ】より
…経験を重んじて自然の自律的な原理を求め,例えば伝染病を感染方法((1)接触,(2)服などの近接物,(3)種子的な遠隔物)によって分類し,占星術的解釈を排したことは注目される。梅毒論の著者として特に有名で,当時猛威をふるっていた梅毒を現在もシフィリスsyphilisと呼ぶのは,《シフィリス,またはフランス病》(1531)というギリシアの美少年の名にちなんだ彼の著作名から来ている。【大槻 真一郎】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」