世界大百科事典(旧版)内のシャシマコームの言及
【中央アジア】より
…15世紀ティムール朝の中心地であったサマルカンドでは,有名な《音楽論》を残したジャーミーが知られている。サマルカンドの宮廷音楽の片鱗は,現在ウズベクとタジクに〈シャシマコームshashmakom(六つのマカーム)〉の名で伝えられている。旧ソ連の中央アジア諸国では,イスラム化の遅れたカザフスタンとキルギスタンにはシャーマンの音楽も残っていて,都会的文化の栄えたウズベキスタン,タジキスタン,中間的なトルクメニスタンなど,それぞれに独自な音楽文化の再興に努力している。…
※「シャシマコーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」