《シャミラ》(読み)しゃみら

世界大百科事典(旧版)内の《シャミラ》の言及

【パミラ】より

…主人の息子Bは女中パミラPamela Andrewsを情欲の対象とし,手練手管を弄して誘惑するが,パミラの操は固く,また賢く振るまい,ついにBは彼女を正式な妻とする。作者はこの結末をパミラの〈美徳の報いVirtue Rewarded〉(この小説の別題)であるとしたが,出版後,偽善的・打算的であるとの反発も招き,H.フィールディングはパロディとして《シャミラ》(1741)を発表した。【榎本 太】。…

【フィールディング】より

… 彼にとってさらに大きな転機となったのはS.リチャードソンの小説《パミラ》(1740)の出版である。この小説を偽善的として強い反発を感じた彼は,まずそのパロディとして《シャミラ》(1741)を発表,翌年小説《ジョゼフ・アンドルーズ》を出版して好評を博した。この小説で彼は〈喜劇的ロマンス〉または〈喜劇的散文叙事詩〉を主張した。…

※「《シャミラ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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