世界大百科事典(旧版)内のシャーカラの言及
【インド・ギリシア人】より
…前140年ごろ,ギリシア人は中央アジアの遊牧民族に攻められバクトリアを失ったが,パンジャーブ地方を本拠に政権を維持しつづけた。インド・ギリシア人諸王のなかでも,パンジャーブのシャーカラ(現在のシアルコートとする説が有力)に都を置いて,アフガニスタンから中央インドに達する広大な領土を支配したメナンドロス(在位,前155‐前130ころ)がとくに名高い。この王はギリシア・ローマの文献では正義に立つ大征服者として,仏教文献では仏教に帰依した学者王として伝えられている。…
※「シャーカラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」