世界大百科事典(旧版)内のシュメール王名表の言及
【シュメール】より
…この時期にはシュメールでは前代からの都市のほか,アダブ,バド・ティビラ,ラルサ,ザバラムなどの都市が登場し,北に接するアッカド地方にもキシュのほか,シッパル,アクシャクなどセム人の影響の強い都市国家が出現した。なかでもキシュはこの時期のI期から最も重要な都市国家の一つとなり,〈シュメール王名表〉と呼ばれる伝承においても,〈洪水後〉最初に覇権を確立した王朝とされており,セム人の,この時期における軍国的都市国家時代の形成に演じた役割は無視できない。なおシュメールの歴史における第3の人種要素として,フルリ人と関係のあるスバル人Subareansの存在を指摘する学者もいる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」