世界大百科事典(旧版)内のシュメール系楔形文字の言及
【楔形文字】より
…この文字体系は28~32個の文字からなり,完全なアルファベット文字として考案されている。古代ペルシアとウガリトの楔形文字はいずれもシュメール系楔形文字の強い影響のもとで,楔の意匠を用いて二次的に考案されたものであり,ともに自国内でのみ使用された。上記3系列の中で,シュメール系楔形文字は高度のシュメール文明を背景にして3000年近く古代オリエント全域で使用され,歴史的に最も重要な役割を果たした。…
※「シュメール系楔形文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」