世界大百科事典(旧版)内のシュリー・ナーラーヤナ法普及協会の言及
【シュリー・ナーラーヤナ・グル】より
…ケーララ州の州都トリバンドラムの近くにあるチェンバランディで,不可触民イーラワー・カーストの家に生まれた。1884年妻と別れて出家,88年,34歳のとき大きな転機を経験,自分のみの解脱を求めることを無意味と考え,下層の人々の宗教的・社会的救済にのり出し,1903年シュリー・ナーラーヤナ法(ダルマ)普及協会(S.N.D.P.Yogam)をアルビプラムに設立。不二一元論派の哲学に立脚し,〈人類には,一つのカースト,一つの宗教,一つの神〉をスローガンにして,各地に多くの寺院や僧院を下層民のために建立,種々の改革を断行し,飲酒を禁じ,旧習を廃し,カースト制度に対する批判運動などに没頭した。…
※「シュリー・ナーラーヤナ法普及協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」