シュリーラータ(読み)しゅりーらーた

世界大百科事典(旧版)内のシュリーラータの言及

【経量部】より

説一切有部から最後に分派した。従来は分派史《異部宗輪論》の記述により前1世紀の成立と考えられていたが,現在の研究によれば,後1世紀ごろ有部内に生じた異端者グループ〈譬喩者〉(ダールシュターンティカDārṣṭāntika)の教義が,論師クマーララータKumāralātaを経てその弟子シュリーラータŚrīlātaに至り整備されまとめられて,4世紀ごろ経量部が成立したとみられている。しかしシュリーラータ以外にも多数の系統があったようである。…

※「シュリーラータ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む