世界大百科事典(旧版)内のシュンポシオンの言及
【シンポジウム】より
…夕食後などに行われる酒宴を意味するギリシア語symposionに由来する。プラトンが,酒席で行われた〈愛〉をめぐる討論を内容とする著書(《饗宴》)の題名にシュンポシオンの語を用いてから,親しい雰囲気のなかで行われる論議をこう呼ぶようになった。一般に,数人の報告者がそれぞれ異なった角度から見解を述べ,そのあと参加者全員が加わって討論を行う形態をとるが,ときには,中心的な報告者が基調となる見解を述べ,これに複数の討論者が議論を加えたのち,全員の討議に移るなど,バラエティのある方法がとられることもある。…
※「シュンポシオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」