世界大百科事典(旧版)内のシューアード,W.H.の言及
【アラスカ[州]】より
…67年アメリカはわずか720万ドル(1ha当り5セント,同年の連邦政府予算支出は約3億5700万ドル)でこれを買収した。買収には反対も多く,交渉にあたった国務長官W.H.シューアードの名をとって,アラスカは〈シューアードのアイスボックス〉とも揶揄(やゆ)された。しかし19世紀末から20世紀初めにかけて,ノームやフェアバンクスを中心にゴールドラッシュが起こり,人口は急増,海岸部には多くの缶詰工場が建設され,1912年には準州となった。…
【シューアド】より
…アメリカ合衆国アラスカ州南部,ケナイ半島の港町。人口1843(1980)。アラスカ湾中のレザレクション湾に臨む。ユーコン・バレーへのアラスカ鉄道建設の補給基地として1903年に創設され,その名称はロシアからのアラスカ購入にあたった国務長官シューアドWilliam H.Seward(1801‐72)にちなむ。不凍港を有し,鉄道の南部ターミナルや貿易中継地として,また狩猟や釣りを中心としたケナイ半島観光の中心地として重要。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」