世界大百科事典(旧版)内のジエチルスチルベステロールの言及
【癌】より
…家畜に成長促進ホルモンや抗生物質を用いている場合,肉類にそれらの物質が混入している。成長促進剤として用いられるジエチルスチルベステロール(DES)は,妊婦が妊娠初期に2gほど服用すると,娘に腟癌を生ずることが証明されている。さらに,魚や肉類を焼くと,その黒焦げの中に,タンパク質やアミノ酸の熱分解物からできた癌原物質(Trp‐p‐1,Glu‐p‐1など)が存在することが杉村隆らにより示された。…
【スチルベン】より
…スチルベン骨格は天然物に見いだされるほか,染料(スチルベン染料)にも含まれる。また,合成女性ホルモンのジエチルスチルベステロールは(E)‐スチルベンの誘導体である。【小川 桂一郎】。…
※「ジエチルスチルベステロール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」