世界大百科事典(旧版)内のジエチルホスフィンの言及
【ホスフィン】より
…また橋架け構造をもつジホスフィンなどもある。たとえば,ジエチルホスフィン(C2H5)2PHは沸点85℃,メチルジフェニルホスフィン(CH3)(C6H5)2Pは沸点284℃の無色の液体で特有の臭気があり,水に不溶,エチルアルコール,エーテルに易溶である。トリアルキルおよびアリールホスフィン類は,リン原子の空の3d電子軌道に遷移金属の電子の満たされたd軌道から電子を受け入れる(逆受容)能力が大きく,安定な各種の興味深い錯体をつくる。…
※「ジエチルホスフィン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」