世界大百科事典(旧版)内のジェネラリタートの言及
【カタルニャ】より
… 連合王国内のアラゴン,バレンシア,マヨリカ各王国は,主権のほか独自の王位を保持していたが,カタルニャは伯国のままであった。カタルニャの統治機構には,ジェネラリタートと法制定を主眼とした議会があり,これら2機関の承認がなければ,伯王でも独断で法を布告できなかった。ジェネラリタートは,聖職者および貴族,市民の各代表者から成る常設機関で,租税の徴収,諸法の運用・実施の監視,犯罪の追及や市民と権力者との争いの裁定,侵略された際の国家防衛など,あらゆる権能が付与されていた。…
※「ジェネラリタート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」