世界大百科事典(旧版)内のジェレンスキ,W.の言及
【ポーランド音楽】より
…市民の間ではリュートやオルガン音楽が親しまれ,ポーランドの舞曲や舞踊歌は各国で知られた。
[バロック]
17世紀から18世紀半ばまでのポーランドは,イタリア音楽の影響を受けてはいたが,A.ヤジェンブスキの器楽,M.ジェレンスキやB.ペンキエルの宗教曲が生まれ,宮廷ではイタリアのオペラやバレエが上演された。相次ぐ戦乱や貴族間の抗争で,18世紀には,国運が傾き音楽文化の発展も阻害されたが,グダンスクやクラクフなど各地で建造されたオルガンによりオルガン音楽の隆盛をもたらした。…
※「ジェレンスキ,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」