世界大百科事典(旧版)内のジグメ・シンギ・ウォンチュックの言及
【ブータン】より
… 64年には近代化の推進者であったジグメ・ドルジ首相(国王の義兄)が暗殺され,彼の弟が首相に就任したものの,国王と対立してネパールへ逃亡,このとき以来国王が全権を掌握している。同国王の政策は72年(戴冠式は1974年)に即位した第4代国王ジグメ・シンギ・ウォンチュック王Jigme Singye Wangchuk(在位1972‐)により継承されている。 立法機関としては一院制の国民議会(1953設置)があり,任期3年の150人の議員から成るが,議会の決定は国王の同意を得て初めて有効となる。…
※「ジグメ・シンギ・ウォンチュック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」