世界大百科事典(旧版)内のジヒドロテストステロンの言及
【テストステロン】より
…化学式C19H28O2,分子量288.4,化学名17β‐ヒドロキシ‐4‐アンドロステン‐3‐オン,融点155℃,結晶。テストステロン自体は男性ホルモンとしての作用は弱く,前立腺など末梢標的細胞中に存在する5α‐レダクターゼの作用により,活性型のジヒドロテストステロンに変換され,特異的レセプターに結合して核に移り,クロマチンに結合して遺伝子の活性化を介して作用を示す。その作用は,陰茎,陰囊,前立腺,精囊などの発達を促し,筋肉や骨の成長,体毛やひげなどの発生,声変りなど男子の二次性徴を促進する。…
※「ジヒドロテストステロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」