世界大百科事典(旧版)内のジャクソン,J.B.の言及
【壁紙】より
…フランスでは18世紀初期まで壁紙はもっぱら下層階級の家で用いられたが,パリの木版画家パピヨンJ.Papillonの活躍によって壁紙の人気が高まった。イギリスの壁紙作家ジャクソンJ.B.Jacksonはイタリアのキアロスクーロをとり入れた壁紙を考案した。18世紀後期ルイ16世時代の代表的な壁紙作家レベイヨンJ.B.Réveillonは古代ローマ壁画などをとり入れたネオ・クラシック様式の壁紙や草花のパターン,シノアズリーの意匠などの壁紙を制作した。…
【キアロスクーロ】より
…キアロスクーロはアンドレア・アンドレアーニ,H.ホルツィウスなども制作し,17世紀までつくられ,16世紀の版も再版された。18世紀にA.M.ザネッティ,ジャクソンJohn Baptist Jackson(1701‐54ころ)らが多色の木版画をつくるが,これは色刷版画として取り扱うのがよいであろう。【坂本 満】。…
【版画】より
…17世紀初めまでフランドルでも行われたこれらの技法は壁紙印刷などに伝えられていく。18世紀にはイギリスのジャクソンJohn B.Jackson(1701‐54?)が油絵の効果も加味した色彩木版をつくった。中国では17世紀の明代にすでにかなり精巧な多色刷りが行われていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」