世界大百科事典(旧版)内のジャハーンギールナガルの言及
【ダッカ】より
…同国中央部,ブラフマプトラ川の支流ブリガンガー川に面する。起源は古いが,都市としての繁栄は1608年にムガル帝国のベンガル太守イスラーム・ハーンがベンガルの主都をここに移し,ときの皇帝にちなんでジャハーンギールナガルと命名したことに始まる。以後1704年にムルシダーバードに遷移するまでベンガルの主都はここにあった。…
【バングラデシュ】より
…南東部のコミラー市に近いマイナーマティーMaināmatī周辺ではいくつかの仏教寺院址が発掘され,そのうちシャールバン僧院と呼ばれる遺構は,パハールプルのそれよりやや小規模であるが同様の配置になり,やはりテラコッタ板で飾られていた。首都ダッカはかつてはジャハーンギールナガルと呼ばれ,ムガル帝国時代の遺構が多い。それらのうちとくに重要なものは,煉瓦造のバラー・カトラー王宮(1644),1678年に工事が始まったラール・バーグ要塞である。…
※「ジャハーンギールナガル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」